バイクパッキング装備①(2018夏)
2018年7月、現在のプロジェクトから7月一杯で抜ける目途が立ち始めた。 8月は有給と特別休暇を組み合わせて最大で3週間連続で休める可能性がある。 そこで北海道自転車ツーリングを前提に、キャンプ装備を揃えることにした。
装備はロードバイクの走行性を可能な限り維持するためにキャリアを取り付けない「バイクパッキング」スタイルとする。
元々所持していた装備
2017年夏まで、私は大型バイクによるキャンプツーリングライダーだった。 バイク用の道具では以下を所持している。
- テント:コールマン ツーリングテントST(旧型)
- グランドシート:小川キャンパル グランドシート 200×100(廃盤)
- シュラフ:NANGA 250STD(ナチュラム専用販売品)
- マットレス:サーマレストZライト
- バーナー:イワタニ ジュニアバーナー
その他にコッヘルやランタン等、あまり小型ではないが一通りキャンプ用品は所持している。
キャンプ歴は2009年から8年、通算キャンプ日数は50~60日程度といったところか。
購入が必要と判断した装備
自転車キャンプに流用できるのはシュラフだけと判断した。
最も嵩が大きくなるテントを最初に選定し、テントが入るサドルバッグ、周辺用具が入るバッグを選定していく。
一先ず購入が必要と判断したのは以下の用品になった。
- テント、グランドシート
- サドルバッグ
- マット
- スタッフバッグ(防水のインナーバッグ)
- ハンドルバッグ
何はなくともテントを決めなければサドルバッグが決まらないため、スタートが切れない。
自転車ツーリング用テントの選定
- バイクパッキングスタイルで可能な限り容積を小さく、許容できる最低の快適性は確保する
を基本方針としてテントを選定する。
まず、「可能な限り容積を小さくする」を考慮すると、選択肢は以下に分類される。
軽量ダブルウォールテント
シングルウォールテント
ツェルト、シェルター
さらに「許容できる最低の快適性」は何かと考えると、私の場合は以下の条件になった。
夏でも夕方以降は中に入っていられる通気性がある
結露でテント内が濡れない
虫が侵入しない
テント内で座れる
前室で最低限お湯を沸かせられる
さてこの条件を満たすのは「軽量ダブルウォールテント」しかない。
特に「テント内で座れる」や「前室でお湯を沸かせられる」を満たすなら、以下のテントが候補に挙がってくる。
(他にも近しいものはあるがここでは割愛する)
いずれも4万円~5万円が相場の、登山趣味の方がファーストチョイスする定番テントになる。
ここからは好みで選んでよい。私はアライへの憧れもあり「アライ エアライズ2」を選択した。
居住性だけを選ぶなら、長辺側に入り口のあるプロモンテ VL26が良いかもしれない。
選定時には以下の事柄に対して自身の要求を決定していくのが良いと考える。
「入り口の場所(長辺or短辺)」「吊り下げ型orスリーブ型」「前室の広さ」「室内の広さと仕舞い寸法」「見た目」
サドルバッグの選定
さてテントが決まるとサドルバッグの選定に移る。
上記したようなダブルウォールで1.5kg付近のテントであれば、大雑把に言うと長さ30cmで径15cmになる。
それにプラスして長さ35cm~40cm、径5cm程度のフレームが別体で付属する。
全てサドルバッグに仕舞う前提とすれば、サドルバッグの長さが40cmは欲しい。
テントとフレームが入る可能性があるサドルバッグは以下が候補に挙がる。
APIDURA サドルバッグ レギュラー(17L) ※ドライ/非ドライ有り
REVELATE DESIGNS Viscacha(14L)
REVELATE DESIGNS Terrapin(14L)
R250 サドルバッグ ラージ(14L)
他にもあるかもしれないが、殆どの人が上記いずれかを選択することになるはずだ。
正直に言ってしまうとどれでも良い。見た目の好みと僅かな揺れ耐性の違い、耐水性と生地の感触で選んで良いだろう。安さを重視するならR250が抜きんでている。
なおサドルバッグはシートポストの突き出しが十分になければタイヤと干渉するため、必ず装着を試せる場所で買うことをお勧めする。
私はレベレイトデザインとアピデュラを試すことが出来るTOKYO WHEELSに行き、デザインと固定方法、使い勝手を総合してアピデュラドライ(レギュラー)を購入した。
次回
テントとサドルバッグが決まったので、その他必要装備に合わせてハンドルバッグとフレームバッグ、キャンプ用具の見直しと購入を進める。