CANYONBALL

CANYONでcannonballを達成するまでの記録

ロードバイク乗りが膝手術に至る経緯と術後の感想(両膝滑膜ひだ障害、左オスグッド・シュラッター病後遺症)

ロードバイクと膝痛の経歴

時期 イベント
2011/07 友人に連れられ三宿のカフェ・プラス・ジョーヌでツール18ステージを観戦(エヴァンス回)
2011/07 エヴァンスの走りに感化されBMCを買いにY's新宿へ、高くて買えずTREK 2.1を購入
2011/08 納車。新宿から三ノ輪の自宅まで初SPD-SLで自走
2011/08 納車翌週、三ノ輪から荒川CRで熊谷往復160㎞、以降サンデー河川敷ローディ
2012/07 転職。多摩川CR近くの武蔵小杉に引っ越し、平日は多摩川沿いを毎晩5kmジョギング
2012/冬 ジョギングで左膝オスグッド部に痛み発症、走ることが不可となる。ロードは乗れたためサンデー河川敷ローディ継続
2016/夏 スペシャライズドが評判の良いエントリーロード「アレースプリント」を発売という記事を見て新調を決意
2016/秋 西八王子の名店「シマザキ」さんでGIANT TCR SLR1を購入
2016/秋 GARMIN EDGE 520購入、strava開始。ロードバイクが面白くなる
2016/末 中原街道を丸子橋~荏原ICで週3~4回往復トレーニング、一気に速く走れるようになる
2017/初 60km程走ると右膝に腸脛靭帯炎が出始める。痛みが出ると2日ほど階段の上り下りも難儀する
2017/初 腸脛靭帯炎の中、ほぼ片足ペダリング状態で初都民の森、左膝に違和感
2017/初 右だけsidasを入れることで腸脛靭帯炎の発症がなくなる(後述)
2017/03 初ブルベ(さいたま200)、以降あおば300、たまがわ400(100㎞地点でRD落ちDNF)、東京400、あおば600で5走目SR
2017/08 キャノンボール挑戦を意識し始める
2017/10 大雨の東京600安曇野に出走、320㎞地点で右膝痛DNF(膝蓋部)
2017/冬 初通院、症状を聞かれて「ランナー膝」と診断され湿布を処方。保存療法を指示される
2017/冬 CANYONでULTIMATE CF-SLX8.0 Di2を購入
2018/初 セカンドオピニオン、レントゲン撮影するも異常なし。「オーバーユース」と診断され、湿布を処方。保存療法を指示される
2018/01 200で折り返しを過ぎて苺大福を食べても9時間前半で走れるようになる、風向き次第でキャノンボール達成の可能性が出てくる
2018/03 膝痛を我慢しながらトレーニング継続、たまがわ200で走力は過去最高潮でキャノンボール達成を確信
2018/03 フィッティング。「より長く速く走るためのポジション」は分かったが膝痛には効果なし
2018/03 日本橋300大仏巡りで左膝を痛める、キャノンボール挑戦延期を決意
2018/06 評判の良い隣駅の整形外科で再々受診。レントゲン撮影で異常なし、「膝蓋骨の大腿四頭筋側骨端の骨膜炎症」と診断される。電気治療、保存療法、テーピングで対応
2018/10 DNFが続く。SR取れず
2019/01 膝痛を我慢し300まで認定取得
2019/02 以降、ブルベ認定無し。DNFのみ10走近く?。トレーニングもほぼ完全停止
2019/07 レーニングしていないのに日常生活でも膝痛が大きくなり始める
2019/09 関東労災病院初受診。以降数回の受信で触診、エコー、レントゲン、(他施設にて)MRIとすすめ、手術が必要と判断
2019/11 入院・手術。「両膝滑膜ひだ障害」及び「左オスグッド・シュラッター病後遺症」で3か所手術。両膝の滑膜ひだ切除と、オスグッド部の骨片摘出
2019/11 退院翌日、ブログ執筆

腸脛靭帯炎の対応(2017年初旬)

比較的メジャーな膝痛で、「膝が痛い」というとTwitterで腸脛靭帯炎に一家言持っているおじさんが飛んでくるので危険。
痛みの部位が分かりやすく膝の横側にあり、また素人目にも明らかに腱が痛んでいると「分かった風になれてしまう」ことから、フィッティングやカント角調整で対応しがち。
私も痛みの強さだけで言えば腸脛靭帯炎が最も痛かったが、一方発症当時は膝痛を軽く見ており自己判断と対応により「たまたま解決出来てしまった」。

対応の流れは以下の通り

  1. 右の腸脛靭帯炎にかかる
  2. SIDASで両インソールを作る
  3. 100㎞走ると右は痛まないが、今度は左の腸脛靭帯が痛む
  4. 左はFizikの付属インソール、右はSIDASのインソールとして「たまたま解決」

たまたま解決したから良かったが、この対応は今考えると本当に危険だった。素人に診断は出来ないのだから。
そのため、「腸脛靭帯炎の対応のポイント」みたいなことを素人アドバイスはしない。

右膝痛の対応(2017年~2019年)

腸脛靭帯炎を解決出来てしまっていたことで、怪我を甘く見すぎていた。当初は「保存療法で治るだろう」、「ちょっと痛みが引いたらポジション調整しよう」と考えていた。
結果やったことは「ソールを交換した」「クリート取り付け角を記録・調整した」「靴を変えた」「ペダルを変えた」「ザムストの膝サポーターを買った」「アイスバッグを買った」「神社で祈った」「カント調整のスペーサーをたくさん買った」。
2年間でトータル数万円かけて、得た結果はより酷い膝痛。

さて、いよいよ日常座っていても膝が痛くなる。これまで評判が良いと知っていつつも紹介が無ければ通院出来ない/就業中の怪我でなければ診断して貰えないと勝手に思っていた「関東労災病院」を調べる。
他病院の紹介が無くても、初診5000円払えば受診できることを知る。

関東労災病院通院の流れ
  1. ホームページから外来予約(スポーツ整形外科)の電話番号を調べる
  2. 電話し、予約を取る
  3. 予約当日、予約時刻の1時間以上前に病院入り口すぐの受付に並ぶ
  4. 受付オープン、予約していることを伝えるとスポーツ整形外科の受付に行くよう案内される
  5. スポーツ整形外科の受付に行き、診断を待つ
関東労災病院 A先生の受診
  1. 問診とエコー診断を受けて、レントゲン撮影の指示を受ける。両膝とオスグッド部が痛むことを伝える。
  2. レントゲン撮影後、再度診察。「骨に異常が無い」こと、エコーにより「膝蓋上部に普通より多い血管等の組織がある」と教えられる
  3. 他施設で「なぜか右膝だけ」MRIを撮影してくるよう指示される、次回膝に注射を打ってみようと提案を受け承諾
  4. 診察後、受付でMRIを予約させられる(他施設に電話予約)
  5. 右膝MRI撮影
  6. 再受診。MRIの画像から滑膜ひだ障害と診断される。手術日の調整が始まったが「左膝も同等に痛いのですが…」と改めて伝え、こちらからMRI受診を希望。注射は次回にしたいとこちらから伝える
  7. 左膝MRI撮影
  8. 再受診、左膝も同様に手術の調整。合わせてオスグッドも痛いことを伝える。注射は先生がいまいち信用できなかったため、注射が怖いという建前で拒否。執刀医が別なため、再受診するよう伝えられる
関東労災病院 本田英三郎先生の受診
  1. 受診。なぜ2回に分けてMRIに行ったのか聞かれ安心する。会話がかみ合い、入院日等の調整完了。両膝への注射も試してもらう。説明された通りその日は痛みが取れたが翌日には元に戻っていた。
  2. 入院、手術
  3. 退院日朝、病室で今後の注意と次の診断の話をして、がっちりシェイクハンドで先生とお別れする

膝痛への対応の諸々の感想

  • バランスの良い筋力をつけるために筋力トレーニングしたかったがオスグッドの痛みで出来ない状況が真因
  • 素人判断で対応せず、さっさと信頼できる医療を納得いくまで受けるべきであった
  • 医学的な判断と対応が終わってから、理学的な対応を取るのが正道であると感じた
  • 「俺もその怪我したことあるよ」という善意の素人のアドバイスは、無能の働き者と同じくらいコミュニティ内のガンだなと感じた
  • 本田英三郎先生がイケメンでとても信頼できた。先生に届け僕のこの思い(同じS57生まれの男同士だけどww)
  • 痛みが完全に引いたらゆるゆると筋力トレーニングを再開して、納得いったところで改めてフィッティング(BIKE FITTING TORQUEさんにお世話になった。とても良い感触だった)を受けたい
↓こちらからAmazonに飛んで、その後適当に何か買っていただけるとブログ更新頻度が多分上がります
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