CANYONBALL

CANYONでcannonballを達成するまでの記録

BRM907白馬・木崎湖300(2018)-めがね橋~ゴール・帰宅

眠気も限界、雨は霧雨程度でなんとか耐えられるが気温も低く寒い。 碓氷峠を走るのは多分3回目だと思うが、まともなコンディションで走れた試しが無い。

通C1 - PC3(めがね橋~711上田古里、154.4~199.8の区間45.4km、06:50-不明、区間グロス不明)

眼鏡橋に到着。通過チェックでいつものアングルで写真を撮影する。

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お名前は存じないがろんぐらいだぁす!の手書き絵で応援して下さる方がいらっしゃった。

天気もなんとかもっているが予報ではここからが本降り。軽井沢を抜けた所のセブンイレブンで必要に応じて雨具を装着するつもりで走行再開。

朝の軽井沢はまだ人気も少なく走りやすいものの、眠気で一向に出力は上がらない。

浅間サンラインが近づいてくる。不安な色の雲も近い。

想定通りセブンイレブンで雨具を装着し、浅間サンラインを下る。この区間が今回のブルベで圧倒的な酷さの雨量だった。

下り道を川のような雨が、轍に沿って流れる。やがて短い平坦路が現れると流れてきた水は一気に貯まり、浅い池の中を走るような状況になった。

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本当はペースを上げられるところでペースが上がらない我慢の走行。浅間サンラインを下って小諸を抜け、PCのセブンイレブン上田古里に到着したのは何時だったろうか。もはやツイートや写真を撮る気力も無く、それでもあまり長くない休憩を取って走行を再開した。

PC3 - PC4(711上田古里~711長野大通、199.8~240.2の区間40.4km、不明-12:25、区間グロス不明)

(めがね橋~PC4は154.4~240.2の85.8kmを06:50-12:25の区間グロス15.4km/h))

PCではTwitterで交流している若い方と会話してリスタート。上田古里から次のPCまでは千曲川沿いを走り、アルプスの美しい山々を見られるはずだった。

しかしこの日は途中で雨が降るため景色は望めず、雨具の着脱回数が多め。相変わらずの眠気で出力が上がらない中少し走ると、疲れていそうな女性に追いついた。

川沿いは吹きっ晒しのため風が吹くと辛いかもしれないとペースを落として、ここは回復区間と心に決める。

何キロか走ると、パンク修理中の若い方に追いついたので女性に先を譲って停止。少し会話するが問題なさそうだったので一人で再始動。また少し走ると女性に追いついたので同様に回復ペースを維持しようと心がける。

しかし残念ながら筑間川沿いは本当に酷い向かい風だった。後ろに女性がついている手前ペースを落としすぎることもできず、今度はスピードを一定に保つよう踏ん張る。

酷い雨、酷い風に苦労しながら回復も出来ず、本当は美しい景色も見られないままに次のPCに到着。この区間は全然記憶にない。

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ここではいよいよ最後の上りに備えて多くの参加者が大休憩を取っていた。

22時半スタートの私は十分に余裕があったが21時スタートの方はどうも時間ギリギリらしく、白沢トンネルからの下りも先週の台風で荒れていることが予想されたため何人かはDNFを決めて駅方面に向かうようだった。

ここにPCが切られているのは、AJたまがわ最後の良心という感じがした。

PC4 - 通C2(711長野大通~白沢トンネル、240.2~276.1の区間35.9km、12:25-15:36、区間グロス11.3km/h)

さあ鬼無里でおやきを食べるぞ!ここからは白沢トンネルまで35㎞ほぼずっと上りになる。武蔵五日市駅から都民の森に上がるようなイメージだろうか。

PC4を出てすぐ、名前は知らないが明媚な参道の町中を走った。門の前でビアンキ乗りの女性をパス。

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さてフレッシュな脚なら白沢トンネルまで2時間もかからないはずと走る。PC4で「鬼無里までが辛い」と聞いていたので、鬼無里まで頑張れば後は楽だと思いながら休みの無い山道を登る。

思っていたよりも随分楽に鬼無里がやってくる。これは思っていたよりも楽な上りだなと、おやきをのんびり食べることを決め込む。

本当は上田から登らずに木崎湖に行けるのに、わざわざこのために鬼無里が通されているのだ。おやきを堪能しない手はない。

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そば粉で作られた皮のおやきは本当に美味しい。俺の胃袋は宇宙だぜと言いたくなる。

残りの上りも短いはず。PCでは30kmで白沢トンネルと聞いていたので、この時点で本当の距離より5km以上短い残り距離と思っていた。

さらに鬼無里からは楽だと聞いていたので、気分も軽やかに再出発。

都民の森で言うと橋本から上川乗位までの道を走った記憶があるが、一向に斜度が収まる気配が無い。眼前には山深く高い行き手が待っているように見える。

話しが違う。

とはいえ30㎞で白沢トンネルのはずだ。延々続くと思われる九十九折りを、眠気と疲労と寒気で力が出ない中じわじわ上る。上る。30㎞を超えたが険しい山中が終わる気配が無い。

おかしい。

PC4を出て30㎞から35㎞の間は心を無にして、超スローペースで走った。一度も止まらなかったことだけは褒めてあげたい。

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真っ白な白沢トンネルに到着。先行していたAJの理事の方1名、写真撮影中に2名追い付いてきた上に、さて出るかという頃に軽井沢で応援してくれた方が某漫画家先生を連れて到着した。

理事の方は、持参したドローンで真っ白な風景を撮影していた。晴れていれば。。。

前のPCでお会いした漫画家先生は、この上りの途中で力尽きて残念ながらDNFされて車で通りかかった方がピックアップしたそうだ。

通C2 - Goal(白沢トンネル~木崎湖キャンプ場、276.1~305.1の区間29km、15:36-17:24、区間グロス16.1km/h)

先週は台風だった。ここからの下りは急こう配、Rの小さいカーブ多め、交通量は少なく車が路面を掃除してくれている希望もない。

明らかに危険なため、峠のトップで会った方達と互いにケアしながらゆっくり降りることにした。

もし今回シマノのブレーキシューで走っていれば、ここでブレーキが効かず転倒していたかもしれない。BBBのブレーキシューで来てよかった。

しかし体を動かさないので異常に寒い。握力も徐々に低下し、下りが緩やかになる頃にはあまり大っぴらには言えない体調になっていた。

辛うじて足を回せたのは、たまたま一緒になった方達と走ったからか。一人であればどうなっていたことか。

とにかく何か食べて休憩しなければ体温が維持出来ない。やっとのことで到着した白馬駅前の山崎ショップでパンを食べ、ピーチネクターを飲んで20分以上座り込んでいたように思う。暖かい飲み物はまだ無かった。

ここからはAACRで走ったことのある道が多く距離感もあり、回復さえすれば時間に余裕もあるので認定完走は間違いない。タイムも今更急いでも仕方ない位遅かったのでゆっくりゆっくりと走る事にする。

青木湖を過ぎ、中網湖を過ぎ、木崎湖の湖畔に到着する。

道中、ルート設定に間違いがありミスコースで無駄に上って折り返すこともあったが、過去に無い遅さで、雨と風と低体温と眠気で辛い辛い300㎞をゴールした。

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バーベキューとキャンプ

ゴール後、荷物を受け取り取り急ぎテントを張る。寒気が酷くすぐに温泉に行きたいところだったが、もうすぐ乾杯ということで待つことにした。

だいぶ前にゴールしていた知人達と談笑して待っていたが、予定時刻を過ぎても乾杯が行われる気配が無い。仕方なく乾杯は諦めてロードで1~2分、徒歩5分程の温泉へ。来年参加される方は乾杯は待たずさっさとお風呂に行かれることをお勧めする。

温泉から戻るとバーベキューが始まっており、肉にありつくためには知らない人とコミュニケーションを取って肉を勝ち取るのだと言われる。

最初はいくつかの輪を回っていたが、仲良くして頂いている方達が固まっているコンロに非常に良い肉がストックされていることに気付いてからはひたすらその場に留まってお肉を食べまくった。

AJたまがわの元会長が準備して下さった良いお肉が一番に回ってくる特等席だった。本当にありがとうございました。

BBQは普段顔は知っていたけど会話したことが無かった方や、Twitterでは良く絡んでいたけれど会ったことが無かった方、全く初めましての方にも多くご挨拶することが出来、広く浅く色んな方と知り合い、挨拶するのにとても良い場であった。

ベテランな方達や、仲の良いグループで参加されている方達もまた、いつも通り仲間内でわいわいしながらも適度に他の方とも交流していたように見受けられた。

バーベキューは確か19時過ぎから22時頃まで続き、最後にざっと生ものを片付けてお開き。

バーベキュー後の服で寝るのは臭いが移って嫌だなと当初思っていたが、疲れのためか意外と気にならないものだったので来年参加する方も余り気にしなくても良いかもしれない。

テントに戻り、カメラを持ち出して何枚か静まったキャンプ場を撮影して、23時過ぎに就寝。

起床、帰宅

午前2時ごろ雨音で目が覚める。入り口をメッシュにしてフライシートを開け放っていたためテント内にも少し雨が入っていた。

午後4時過ぎ起床。歯磨きをして5時からの片付けに備える。今日は雨だから恒例の小熊山ライドは無いだろうと見込んで、片付け後すぐに帰れるよう準備も進める。

5時から始まった片付け兼朝食は7時過ぎまで続いていただろうか。私は早めに場を抜けてテントを仕舞い、帰る準備を進めた。

キャンプ道具は最寄りのローソンから発送するつもりでいたが、木崎湖キャンプ場でも受付てくれたため身軽になって出発。

信濃大町駅まで移動して、多くの方と一緒に電車に乗り楽しいブルベ&バーベキューを終えた。

今回のブルベは事前にキャンプ場に手配を行い、さらに当日スタート前にドロップバッグの受付、食材の買い付け等の手続きもあり、いつも以上に楽しい半面、大変な準備をして下さった運営の皆様には本当に感謝している。

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